こんにちわ。
結婚後、勤めている会社をそのまま続ける方もいれば「寿退社」として退職する方もいるかと思います。
その後は正社員ではなく専業主婦やパート勤務をする方も多いのではないでしょうか。
今回は、寿退社後にパート勤めをしたけど4年の間に2回もパートを辞めてしまった私が今更ながらも
- 正社員を辞めたいと思ったらまず何をするか?
- 仮に正社員を辞めてパートにしようと考えたならまず何をするか?
を考えてみました。
「正社員が辛いからパートにしようかな」「結婚後はパートで働いてみようかな」と考えている方の参考になるような記事にしてみました。
最後は開き直り・・・もとい仕事を辞めたのは全部自分が悪いわけではないことを解説します。
目次
【一例】私の経歴について
先ほど寿退社をしたあとに勤めたパートを2回辞めたと書きましたが、参考程度に私の経歴を紹介します。
私は高校卒業後に入社した会社を9年勤めたあと、寿退社しました。
寿退社した理由は、今の会社で働きながら結婚生活を送るのがとても嫌だったから。
9年で築き上げてきた社内の人間関係、経験を手放すのは簡単なことではなく何度も葛藤しました。

こんなところで働きたくない。ずっと我慢してきた。正社員は大変で責任が重すぎて怒られてばかりでいつも損をする。
専業主婦もやってみたいけど「専業主婦です」「仕事はしていません」と答えることに引け目は感じちゃう。
旦那にもしものことがあったら全く稼ぎがないのも不安。正社員を9年やってきたから次はパートでも余裕でしょ!
なんて考えて辞めました。
寿退社をしよう!と思ったらやること4選

実際に「寿退社をしよう」と決めたら「これだけはやっておこう」というものを集めてみました。
この4選に関しては寿退社後に別の会社で正社員として働く方も、パートで働く方も、専業主婦になる方も参考になる内容になっています。
※この記事では「退職届の書き方」「ハローワークの手続き」「健康保険証について」などは解説しておりません。
- パートナーに相談
- 自己理解を徹底する
- 辞めたい理由を深掘りする
- 辞めた後の計画を立てる
パートナーに相談
これから将来を共にするパートナーにこれからの自分の仕事について相談する。
一番大事です。
相談無しに黙って会社を辞める、一番よくないです。
ほぼ勢いでやめた私でさえも、相談しました。
ちなみに私はパートナー、後の旦那に相談したら「辞めるのは全然構わないけど、自分の給料だけじゃ養えない」と言われました。
理解を示してくれる旦那さんなら、結婚生活もうまくいくでしょう。
※「女は家庭に入って家事と育児だけやっていればいい」「俺の稼ぎだけで十分、家にいてくれ」と言う旦那さんはモラハラの可能性があるかも!?
自己理解を徹底する

私は寿退社をした際、葛藤こそはあったもののほぼ勢いで退職しました。
1秒でも会社に居たくありませんでした。
当時は「パートになれば楽になれる」と本気で考えていました。
「自分が楽をしたい、そのためにはパート勤めだ」といった考えしかなかったので
- これからどう生きたいのか
- どのような働き方・仕事をしたいのか
- そもそも本当に働きたいのか
なんてことは全く考えませんでした。
仕事が嫌すぎて現実逃避に使っていた時間を、自分の気持ちに正直に向き合う時間にしておけば良かったと振り返ります。
「パートになれば楽になれる」と考えているなら
- 自分が楽をしたい理由は何?
- 自分にとって「楽」ってどんなこと?
- 自分の中の「楽をしたい基準」をパートは満たしている?
というように、深ぼって考えたほうがいいです。
とはいえ100%自分を理解する。というのは難しいです。
- これからどう生きたいの?
- 今まで正社員として休まず働いてきたから少し休みたいな
- 休んだら何をしてみたい?
- 今まで実家暮らしで家事も親にしてもらっていたから、自分でも家事をやってみたい
- 家事が終わったら何をしようか?
- 質問と答えを繰り返す!
自分に対して「なぜ?」を繰り返していると、自分も知らなかった答えが見えてくることもあります。
自己理解でよくある「最近人に褒められたこと」「自分が得意だと思うこと」などが思い浮かばない方にはこれからのヒントが見つかるはずです。
両学長のYouTubeチャンネル「価値観マップの作り方」を参考にしています。
書籍「さあ、才能(じぶん)に目覚めよう」もおすすめです。
この本の特徴は、自分の強みがわかるウェブテスト(クリフトン・ストレングス)のアクセスコードがついていること。
ウェブテストを受けると、34種類の資質から自分自身の資質がわかり、活かし方のヒントがわかります。
「自分には何も才能がない、できることがない」と悩んでいる方におすすめです。
弱みしかないと思っていたら意外な強みがあった!なんてこともあるかもしれません。
ちなみに私の才能は下記の5つでした。
- 慎重さ
- 共感性
- 成長促進
- 公平性
- 回復思考
※中古で書籍を買うとウェブテストのアクセスコードが使えない場合があるので、新書での購入をおすすめします!
辞めたい理由を深掘りする
先ほどの自己理解と似ていますが「今の会社を辞めてこれからどんな暮らしをしたいの?」をよ〜く考えることをおすすめします。
私のように「楽をしたいからとにかくパート」とそれ以上の理由を考えないのはおすすめしません。

辞めたい理由を深掘りして「やっぱり続けてみよう」と決められたらとても素晴らしいです。
「それでも辞めたい」と決めた方も「葛藤とかあっただろうに、今までよく頑張ってきたね!」と拍手を送りたいです。
私自身も「本当に辞めていいのか」「もったいない」「もう我慢できない。辞める」といった葛藤を何度も繰り返してきました。
惜しむらくは頭の中で考えただけで、紙などに書いて気持ちを整理しなかったことです。
寿退社なら最後の独身生活、新婚生活の準備の中で面倒かもしれませんが紙とペンを用意して頭の中を整理しながら辞めたい理由を深掘りし、退職理由を明確にしていくのをおすすめします。
もしかしたら「会社員という立場」だからこその良いことも見えてくるかもしれません。
辞めた後の計画を立てる

「寿退社をしよう」と決心したなら、辞めた後の計画を立ててみましょう。
例えば「妊娠したため寿退社した」なら、無理をしない程度に計画を立てたほうがいいかもしれません。

私は自己理解より先に、辞めた後の計画は一丁前に考えていました。
「今まで忙しすぎてできなかったから、辞めたらいろいろ手をつけてやる」と思っていましたから。
計画例と注意点などを解説していきます。
生活を見直す
会社を辞める前は、ある程度の生活費の確保をしておいたほうがいいです。

生活費の確保は寿退社じゃなくても言えることですね。
結婚するとはいえ、貯金0円のまま退職すると旦那さんへの申し訳なさが増大するし、単純にこれからの生活も不安だからです。
貯金額が少なければ、嫌々勤めていたかもしれません。
時間の見直し

独身生活と結婚生活では、生活スタイルがガラッと変わります。
当たり前ですが仕事を辞めると嘘みたいに暇な時間が増えます。

会社を辞めて家で過ごしていたとき「えっ、こんなにゆっくりお昼ご飯食べていいの?」と思いました笑
私の旦那は朝早くからの出勤のため、寝坊をして見送りができないこともありましたが、なるべく生活リズムを崩さないように過ごしていました。
次の仕事につながる行動をする
いくら旦那さんが安定した仕事だとしても、この先どうなっているかはわからないもの。

専業主婦にこそ憧れはしましたが「現実的じゃないかな」と感じていました。
「結婚したし旦那に養ってもらうしハッピー!!」と脳内お花畑にならないように気をつけていました。
ちなみに私は結婚後に「両学長」のYouTubeチャンネルを知りました。
YouTubeが「娯楽」から「勉強ツール」に変わった瞬間でした。

結婚後の当時は、両学長のYouTubeチャンネルや、メンタリストDaiGoさんの動画で勉強していました。
当時は「自分には無理だ」と思い込んでいた部分も多かったので、多少の知識はついても行動がともなっていませんでした。
だけど自分の知らない世界を知ることができて、生きやすくなるきっかけになりました。
今では「もう少し行動が必要だったけど、一歩踏み出せた」と捉えています。
正社員からパートになる前にやること・知るべきこと3選

もしかしたら私のように「正社員を辞めてパートになる」という方もいるかと思います。
パートになる前に「これだけはやっておこう・知っておこう」というものを集めました。
※ここでは「受かる面接方法」「パート先のお局対策」などは解説しておりません。
- 自分の気持ちに正直に向き合い、冷静に判断
- 子供ができた後のことを考えておく
- 「パートは楽」と決めつけると後悔する
自分の気持ちに正直に向き合い、冷静に判断
ちょっとだけ自己肯定感の話をさせてください。
私は自己肯定感が低いとき「家事をしながら働く自分にこそ価値がある」と思っていました。
結婚後も仲良くしていた先輩に、寿退社したことを伝えると「働いたほうがいいよー」「正社員にならないの?」など正社員の大切さを混々と語られたことがありました。
当時は自己肯定感が低く「働かないと自分には価値がない」と思い込みました。
今だから言えますが「働く・働かない=自分の価値ではない」です。
・「働くとお金がもらえて自分が楽になる。だから頑張ってみようかな」
・「働かない自分には価値がない。だからもっと頑張らなきゃ」
同じ「頑張る」でも前者の考えの方が辛くないと思います。
もしも仕事を辞めて働いていない自分が嫌になってしまったら、焦ってパートなど次の仕事を探す前に自分の気持ちに正直に向き合うことを強くおすすめします。
そして自分の本当の気持ちを、どうか受け入れてあげてほしいです。

私は在宅ワークに憧れて本当は外で働きたくないのに
「みんなと一緒じゃなきゃダメ」と思いパートを探していました。
自分の気持ちに向き合う前に「早く稼がないと自分の価値がなくなる」と思ってしまっていました。
子供ができた後のことを考えておく

「子供を産める年齢だけど、子供を作る予定はない」「子供を作るのはまだまだ先」という方も一旦考えてみることをおすすめします。
- この会社はパートでも産休をもらえるのか
- 妊娠したら仕事を辞めるか、続けたいのか
パートで働いていて、もし妊娠したら辞めて子育てに専念したいのか、働きながら子育てをしたいのか。
自分の中で答えをある程度決めておいた方がいいです。

出産してから心境が変化する場合もあるので、ある程度でいいです。
そもそも20代から30代の既婚者で子供がいない主婦の方がパートの面接に行くと
「お子さんの予定は?」
と必ずと言っていいほど聞かれます。
私は実際、20代後半・既婚・子無しの状態でパートの面接に行ったら
- 子供の予定は?
- 子供いないのにパートなの?
と聞かれました。特に「子供いないのにパート?」は地味にキツかったです。

会社側はタダで雇うわけではないため、今後のことも聞かなきゃならないのだと思います。
また、子供ができた後の働き方・過ごし方はパートナーにも相談しましょう。
「出産後も働いていい」というパートナーもいれば「3歳までお家で子供を見てほしい」というパートナーなど価値観も人それぞれです。
「パートは楽」と決めつけると後悔する
これは私が大きく勘違いしていたことです。
パートだから楽。では決して無いです。
私の狭い世界での経験では、正社員時代が本当につらかったため常に「隣の芝生は青い」状態でした。
- パートは早い時間に帰れる
- パートの手直しを正社員が負担する
- パートの代わりに怒られる
- パートはゆっくり休憩できる
そんな私がいざ正社員を辞め、パートを探そうとしたとき
「どんな業種でもパートなら楽勝でしょ」
と完全にパートを舐めていました。
実際パートで働いてみると、決して楽ではなかったです。
- 子供がいないのにパート?と言われたことをいつまでも気にする
- いざ妊娠するとパート先で「パートの産休は今まで実例がない」と言われ妊娠したことが申し訳なくなる
- 子育てと仕事の両立がまるでできず、パートを4年で2社退社、体調を崩し精神科通い
- お金の不安もあったが、それよりも意識が自分ばかりに向いてパートすらできない自分、子育てと両立できない自分を責める毎日
- 正社員やパートを辞めたことの後悔より、よく考えずにパート勤めを決めたことを後悔した
※あくまで私の経験や主観で、パートになったからといって必ずこのような流れになる。ではありません。
正社員を辞めたのもパートを辞めたのもあなたが悪いわけではない

最後にこれだけは言わせてください。
正社員を辞めたのも、パートを辞めたのも、あなたが悪いわけではありません。
「辞めたい」という気持ちが抑えられない場合、相当なストレスが溜まっています。
子供ができると、仕事との両立も非常に大変です。
仕事は生きるための一つの手段に過ぎません。
「仕事も家事も育児もできない私なんか・・・」と思い詰めるのは、もうすでに頑張っている、頑張り過ぎているからなんです。
誰かのための頑張りを、今度は自分を救うために頑張ってみてはいかがでしょうか。
まとめ
今回は「正社員を辞めたい。パートになろう」「寿退社をしよう」と思ったら考えてみてほしいことをまとめてみました。
退職届の書き方や、退職後の手続きはネットで調べれば大抵の情報は手に入ります。
ですが同じくらい大事なのは、自分の心の整理ではないでしょうか。
自分が本当はどのように生きたいのか、本当はどうしたいのか、自分の決めたことにマルをつけることができて初めて幸せを感じるのだと思います。
目先の「楽そうだから」に飛びついても、決して楽なことばかりではない。ということを知っておきたかったなと思い、今回記事にしてみました。
誰かの参考になれば幸いです。
最後まで見ていただきありがとうございました。